Amazonプライムくんでスーパーマリオの映画を観たので、感想をざざざっと書いておきます。マジでただの感想。
尚、ぼくはニンテンドーゲーム自体は古いものも含めてだいたいWiki知識程度の認識はしているけど、3Dマリオはあんまりやってなかったり、ルイージマンションとかもやったことなかったりする人です。
一方で、ドンキーコングは64までわかる。トロピカルフリーズはやってない。前提認識はそんな感じ。
結論として、マリオ映画、キッズ映画やなーという感じはありましたが、トータルではすごく良かったです。
良かったところ
アクション全般でマリオとマリオカートが感じられた
良かったところは確実にこれですね。
アクション全般について、マリオらしいアクションとマリオカートが感じられたのは素晴らしかったと思います。
見たかったやつが見れた!という感じ。
地蔵マリオとかも含めた全マリオの変身が見られる!とかではなかったので残念ですが、ピーチのファイアフラワー表現とかは非常に良かったですね。
(ネコマリオは率直にちょっとキモいと思っちゃいましたが。すまん…)
ドンキーコングネタが多いのも世代的にはよき
ドンキーコングネタが多いのも、ドンキーコング102%103%クリア世代としては良かったですね。ディーディーもディクシーも64の連中もいたし…。
正直、マリオの音楽より「♪DK!ドンキーコング!!」ほうがテンション上がりますわ。
レア社との関係とか色々あって難しいのかもしれませんが、ついでにクルール軍団とか見たかったですね。
コング王国の超科学力も好き
あと、マリオカート部分のカートはコング王国の超科学力により実現されている設定なのは好きだなーと思いました。
マリオカートを実現する科学力がキノコ王国にあるとは到底思えないので、コング王国側に技術があるのは残念ながら当然。
わかってる感がある設定で非常に良かったです。
良くなかったところ
現実世界に影を落とす必要性はどこにあったのか
個人的に一番気になったのはここですね。マリオとルイージの現実世界でのダメさがすごく嫌でした。
いや、スーパーマリオでないマリオの演出、というのは意図としてはわかるのですが、あんなマリオは正直見たくなかったですよ。
別に現実世界でもスーパーマリオブラザーズとして水道管業者として一定の成功を収めている設定でもまったく問題なかったじゃないですか。
なんで2人を貶める必要があったのか。まったくわからないです。
ストーリーも土管の先にキノコ王国があって、ルイージがクッパにつかまってしまえば済むはずなんですよね。
マリオブラザーズに影を落とす必然性が全くないでしょ。最後も別に現実世界のブルックリンで英雄になる必要なくねー???あるのか???
英雄になるにしても、うだつの上がらなかったマリオブラザーズが成り上がる必要性はどこに???
(厭味ったらしい家族は別にいいです。でも、あのラストの手のひらクルーもムカつくんですよね。なんやねんあいつら)
最終的にどうなったのかをもう少し見たかった
まあそれはそれとして、ブルックリンを救って英雄になったあとのマリオブラザーズの生活がちょろっとしか見れないのはちょっと残念でしたね。
ドンキーコングやピーチとの関係もどうなったのかよくわからないし、ブルックリンと行き来しているのか、完全にキノコ王国に移ったのか…。もう少しファンサービスをだな…。
青い星の知名度に対する露出の多さが?
ネガティヴな青い星、スーパーマリオギャラクシーのキャラらしいのですが、ちょっと知名度の割に悪目立ちしすぎじゃねー???とは思わなくもなかったですね。
いや、CMのフックとしては有効に働いていたとは思うのですが。
正直、マリオ大好きな人じゃないと知らなそうなキャラなのに、あそこまでの露出があってもちょっとなーという感じです。
いや、じゃあもっと露出すべきかキャラがいるか、というと微妙なのですが。
全体
まあ、色々と思うところはありましたが、全体的には非常に良かったと思います。
ピーチは普通に好感が持てるキャラでしたし、クッパ軍団の動きも良かったし。
ただ、確かにマリオ要素がないとうーん、という映画ですし、思い入れがあるキャラがぬるぬる動くのを楽しむ映画なので、マリオという部分を除いて評価すると酷評になるのもわかるかなーという感じですね。
まあ、マリオ嫌いじゃないなら1回は観たらいいんじゃないですかね。