teke teke my life 読書記録置き場

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スキップとローファー11巻の感想。志摩くんぐねぐねしている(ネタバレあり)

スキップとローファーの11巻が出たので、例のごとく簡単に感想を残しておきます。

いつもながら感想を整理する能力がないので、ただただ思ったことを書くだけでインターネットの海を汚して申し訳ないのですが。まあ、いいや。

あらすじレベルですが、ネタバレを含むので、まだ読んでなければブラウザバックください。

志摩くん、嫉妬するの巻

11巻、志摩くん常にぐねぐねしている

11巻の志摩くん、メンタルがずっとぐにゃっとしてますね。

しょっぱなから修学旅行でみつみ&氏家班の動向を気にしたり、修学旅行でみつみに会うチャンスがないことを気にしたり…。

仕舞いにはわけのわからないタイミング&理由でみつみに修学旅行での逢瀬を要求して困惑させる始末。

完全に自分を見失っております。期待通りの志摩くんムーブ!最高ですね。

自己評価も他者評価も下がってるの悪いけどちょっとおもろい

イマイチ安定感のないアクションに親しい女性陣からの評価も駄々下がり。

「友達としてはいいやつだけどさー志摩くん、みつみを任すのは正直心配だな…」「わかる…」などと、ゆづとミカにすら陰で言われてしまいます。

いやぁ、まあ、そうだけどさぁ…。特にミカ、これ以外でも仮にも好きだった人に対して辛辣すぎる…。

メンタルが安定しない志摩くんですが、結局、修学旅行3日目でみつみと夜デートしてみるも、「俺はみつみちゃんの横を歩く自信がない…」「みつみちゃんの好きな俺は本当の自分じゃない…」みたいなことを思ってしまいます。

取り繕った外面も取り繕っていない内面も含めて、合わせての人柄なわけですが、”外面”とか”本当の俺”みたいなことを考え始めると、人間ってクソ矮小になれますからねぇ…。

志摩くんのぐねぐねムーブはスキップとローファー名物であり大好きなのですが、そろそろ立ち直って欲しいものです。

氏家くんとのバトル、なんだこれ…

また、志摩くん、いつもみつみと一緒にいる氏家くんにもイライラしてみたりしていたのですが、逆に氏家くんのイライラのぶつけ先になり、先制攻撃を食らってしまいます。

結局、一理あると理解を示しつつ、「俺のやってることは間違ってねぇ!」と殴り返す少年漫画ムーブで氏家くんと「お前もやるな…」みたいな雰囲気になって決着しましたが…。

伝えたいことはわかるのですが、正直、あの流れではそうはならんやろ…と思っちゃいました…。

氏家くんはそんなに察せる子ではない気がするので、もうちょっと言葉がいるんじゃないかなー。

(尚、氏家くんのあのアクション、マジでどうかと思うムーブではあるのですが、志摩くんも無自覚に色々なものを享受しすぎているのはそうなんですよね…。

いや、それでも氏家くんが悪いな…。交通事故だろ、あれ。)

修学旅行編は佳境のまま12巻へ

八坂さん、サークルクラッシュさせる

徐々に焦点があたりつつあった八坂さん、修学旅行中に2人の男をもてあそんだ結果、小規模の人間関係爆発を起こします。

八坂さんに好感を抱いていた氏家くんもついでに八坂さんから殴られて可哀想な感じに。

高校生だし、そりゃ可愛い子が近くにいて接点が多くてポジティブフィードバックばかり貰ってたら「僕の女神!」って思っちゃうよねぇ。

この巻で最も見ていられないシーンでしたね。氏家くんに共感性羞恥を感じた男性は多そう…。

「このままではいかん」で行動できるみつみの強さよ

結局、みつみが「八坂さんが離脱するだけだとなんの解決にもならない」と瞬間的に交渉アクションを起こした結果、みつみ班自体は継続して均衡状態に。

いや、このみつみのアクション強いですよねぇ。

「ここでアクションを起こさないと良い方向にならない!」と全員が思いつつも、牽制し合って最大の好機を逃してしまい、面倒なことがさらに面倒になるのはありがちです。

そこでパッと行動できるのが問題解決能力のあるリーダーというものですよね。

さすがみつみ、未来の石川県知事…。我々もこうありたいものですね。

漫画の中のパーフェクトヒューマンの動きではありますが、動くべきタイミングで動くのは人生においてすごく重要なので、心の中にみつみを持って生きたいものです。

現代人は「ヒンメルならこうした」ではなく「みつみならこうした」の方が有効ですね、たぶん。

八坂さん問題は持ち越し

結局、八坂さん問題は結局解消されず、12巻に持ち越しになったわけですが…。

氏家くんの芯の強さからすると、黙って終わりにはならないでしょうし、みつみの笑い話での氏家くんの「恋とは難解なわけです」コメントも意味深です。頑張ってくれそう。

12巻ではきっと氏家くんが突破口を開いてくれるのでしょうねぇ…。八坂さん問題のついでに志摩くんを救ってやってくれ…。

巻末の幸せカップルは癒し…

11巻は総じて人間関係がガチャガチャしてばっかりの回だったわけですが、出来立てホヤホヤの山田くんカップルの様子でだいぶ救われましたね。

「彼女と修学旅行回るのが夢だったけど、こんなに楽しくて好きな子とかなうなんておもわなかったわ」って小恥ずかしいけど、いいセリフですね。付き合いたてのときしか言えねぇー。

いや、でも山田くんならずっと言ってそうな気配はあるか。幸福を感じるセンサーが強い奴は強いですね。志摩くんに少しでも譲ってやってくれ。

なんだかんだちょっとめんどくさい人間関係が多かったりする中で、率直な恋愛をしている二人が描かれるとなんか安心しますね。良い奴と良い子の組み合わせは強いんよね。

全体

というわけで、11巻は志摩くんが延々とぐねぐねしつつ、八坂さん問題が具体的に提示された巻になりました。

志摩くん、なんだかんだ最近ずっとぐねぐねとしているので、そろそろ開放されて欲しいところではあります。

氏家くんがなんだかんだ馴染んできているところではあるので、この辺りでもうちょっと強い活躍を期待したいところですね。

まあ、みつみと違う方面で空気が読めない(読まない)彼だからこそ、起こせる波があるでしょうし。