TwitterのTLで見かけていた侍タイムスリッパーを気が向いたので観てみたところ、とても良かったので、記録を残しておきます。
主演の演技が強い
とにかく、主演が役に入り込みまくっており、序盤で「この人はタイムスリップした侍なんや…」と普通に認識されるのが強いですね。
コメディではあるのですが、都度誇張したものというよりは、勤めて冷静さを保とうとする主人公から漏れ出る可笑しさがメインであり、観ている側も冷めた目になりづらいです。
「きのう何食べた?」のケンジぐらいの本物感。メソッド演技が入りすぎではー??
おにぎりとショートケーキなぁ…
心動かされるシーンの2大巨頭がこの2つのシーンであることは疑いようもないですね。
直球で泣かせに来すぎだし、主演があまりにもタイムスリッパーなせいで普通に泣かせられてしまう…。えぐい威力ですわ。
僕もだいぶ歳を重ねてきて思いますが、低コストで普通に美味しいものを食べようと思えば食べられる現代日本は素晴らしいし、それを支えている企業や人々というのは、やはりすごく価値があるものなんですよねぇ…。
過去の時代の人、というフィルターを通してその大切さを知る、というのも、普段から感謝すべきものやろと言われそうではありますが、改めてスゲェことだな、と感動させられます。
作品のメッセージとして、「(世の中をよくするために持ち場持ち場で)成すべきことをせよ」があると思いますが、ブルシットジョブに従事している身としては、なかなかこう、反省するものがありますわね…。
(まあ、一度食い扶持をそこで稼いでしまうと、なかなか、離れられないわけですが。付加価値のない仕事を日々してしまっていますねぇ)
ラストはちょっと強引だが、殺陣は本当に素晴らしい。
そこに辿り着く過程はちょっと強引さがあったかな、と思いますが、ラストの殺陣自体はとても素晴らしかったですね。
ハッピーエンドになるだろう、という確信はあるものの、鬼気迫る二人の演技にもしやがあるかも、と思わせられます。そこからの展開の緩急も素晴らしかったですね。
(誰も止めないのは、2000年代後半という設定からすると、エンタメ業界があれぐらいのコンプラ意識であってもまあ、違和感はないです。止めろよ、とは思いますが。)
最後はちょっと蛇足ですね
まあ蛇足であることを承知で、ということだと思うのですが、ラストシーンは蛇足ですね。
いや、コメディ映画らしい終わり方ではあるのですが、コメディ映画ではない流れで綺麗に終わってのあれはちょっと蛇足感あります。
とはいえ、後味が変わるまでではなく、トータル、めちゃめちゃ良い映画でした。元気が出ましたわ。成すべきことをするかぁ。

