teke teke my life 読書記録置き場

漫画や小説、アニメなどの個人的な感想の保管庫。

電子版でまとめ買いした完結済長編漫画の感想(鋼の錬金術師、呪術廻戦、ハイキュー!!)

再読しているもの&有名どころばかりで個別に感想を残すのもなぁ…という感じなので、ザーッと記載しておきます。

鋼の錬金術師(荒川弘)全27巻

定期的に話題になるので読み返そうかなーとなるものの、現物コミックを改めて買うのもな…となっていたのですが、電子書籍への移行でくびきがはずれたので、購入したのでした。

荒川先生のデビュー作ながら、デビュー作とは思えない完成度(1巻はちょっとデビュー作っぽさありますが)にビビりますね。肝が据わったキャラを描くのがうますぎる。

次々と出てくる魅力的なキャラと名台詞、意外とコンパクトにまとまったストーリーは漫画のレベルが飛躍的に向上した今でも十二分に面白いです。

確実にそのあとの少年漫画に影響を与えた転換点の一つですよねー。

年代的に、アニメがぶっ刺さった世代というのもあり、思い出深い作品ですが、思い出補正だけではない面白さがあります。

呪術廻戦(芥見下々)全30巻(+前日譚1巻)

呪術廻戦も買い直したりしていました。いや、全30巻は保持するのしんどい…。

呪術廻戦、色々と言われるのは言われますし、確かに一気通貫して読むとちょっとやりたいことを盛り込みすぎてずれた感もなくはないのですが、確実に最初から最後まで面白い作品ではあります。

キャラの魅力もあるし、バトルの魅力もあり、瞬間瞬間のエピソードの瞬発力もあります。

特に、ラスボス格2人の格と、最強の味方である五条先生の格を最後まで落とさずに描き切ったのはすごいですね。

ベストバウトは羂索VS高羽。異論は認める。

尚、僕が呪術廻戦で一番好きなシーンはバトルではなく、30巻p39~42の虎杖の「正しい死」(≒人の生の価値)に関する宿儺との問答ですね。何回読んでも感動してしまいます。

この4pの総括のために虎杖はひどい目にあってきたし、呪術廻戦とかいう救いの少ない漫画を読んできたんや。

ハイキュー!!(古舘春一)全45巻

全45巻だと…?としり込みしてしまう量ですが、ハイキュー!!を履修する機会ないな…と思ったので思い切ってぽちり。

いや、確実にジャンプ漫画のトップオブトップのスポーツ漫画なので、読んでおいた方がよかろう、ということで。

 

で、色々ハイキュー!!の良いところは日向の成長する過程とか、非常に多くあったのですが、漫画として非常に良かったのは高校バレーが終わった後の世界が結構な巻数しっかりと描かれていることですね。

及川さんやウシワカのように途中で主人公チームに負けた強いキャラの格が終盤のキャラと比してどれぐらいの格だったのか、みたいなところは気になるわけです。

その辺への回答が用意されているのはファンサービスだったとしても、読者としては盛り上がりがあるわけで…。

最終話のハイライトだけではなく、じっくり描かれているのは、非常に良かったですねぇ。

(ほら、みんなライジングインパクトの最終話の未来の努力したライザーとか好きでしょ…?)

まあ、梟谷及び鴎台に勝って春高優勝したチームの選手???みたいなところはあったりするのですが….

そこはもう梟谷にストレートに勝たせれば良かったのでは?とは思いますね。
さすがにあの2チームに勝ったチームのメンバーがプロに一切出てこないというのはちょっと…。