どこかでコミックは電子書籍に移行しないとなぁ…と思っていたのですが、とうとうKADOKAWA系列のBookWalkerで環境を構築することにした、という意思決定の記録です。
他社でも良かったのですが、初回購入時の還元率が随一だったので、色々と購入するならBookWalkerかなぁ…ということで。
あと、ビューワーが許容範囲の出来だったというのもありますね。iPad Proサイズのタブレットで利用する分にはよいです。
BookWalkerの概要
KADOKAWA系列の電子書籍ストア&ビューワー
BookWalkerはKADOKAWA系列の電子書籍ストアです。
電子書籍ストア、色々ありすぎてわかりづらいのですが、運営母体をまとめると以下のような感じですね。
- kindle:Amazon
- 楽天kobo:楽天
- honto:大日本印刷
- ebookjapan:Yahoo
- BookLive:TOPPAN
- BookWalker:KADOKAWA
- dブック:NTTドコモ系
- コミックシーモア:NTT西日本系
- DMMブックス:DMM.com
- めちゃコミック:インフォコム(上場)
kindle、kobo、hontoあたりが主流の電子書籍ストアではありますが、それ以外の各社もそれなりの規模感の会社が運営母体です。
その点、どの電子書籍ストアを利用しても、突然のサービス終了の可能性などについては、そこまでの不安感はありません。
(仮にサービス継続が困難な場合でも、他社が事業買収すると思います)
ライトノベルに力が入っているが、一通りの作品は買える
BookWalkerはKADOKAWA系列なので、ライトノベルにかなり力が入ったストアですが、書籍の揃い方も有名どころは抑えられています。
(昔は差分があったようですが、今は電子書籍卸も仲介しており、そんなに各社で差分はありません)。
ビューワーも漫画・ライトノベルに力点を置いた感じなので、そんなに外していない感じですね。
BookWalkerで電子書籍(コミック)環境を構築するメリット
初回購入時のポイント付与量が極大(税抜き×100%分)
一番のメリットはこれです。とにかくポイント付与での還元率が高い。
初回購入時のみ50%の特典が付与される仕様なのですが、初回購入時の50%特典と、定期的に開催される既刊全巻ポイントアップキャンペーン50%が乗算(75%)でなく加算(100%)で乗るので、初回は100%ポイントが返ってきます。
(ポイント付与は税抜き価格にかかるので、実態は91%還元ぐらいなのですが…)
加えて、付与されたポイントで仮に50%ポイント付与の商品を購入すると、さらに50%ポイント(消費税分があるので実質40%ぐらい)が延々と付与されていく仕様です。
当初投入額の2.5倍ぐらいのコミックが揃えられる計算になります。これは割とつよい。
そもそもギフトカード(金券)の還元率も高め
bookwalker自体がどちらかと言えば2番手3番手集団の電子書籍販売サイトなのもあり、ベネフィットステーションなどの提携サイトで購入できる金券の還元率も1700円あたり2000円などと、20%近い上乗せがあり、かなり高いです。
セールやポイントバックに加えて金券購入時の割安さもあるので、各種ストアの中では相当安い水準ですね…これ…


BookWalkerのデメリット
ビューワーは普通。全然悪くはないが普通。
とまあ、金銭的メリットの多さだけ先に書いたのですが、ビューワーやアプリ自体は良くも悪くも普通です。
すごく出来がいい!というわけでもなく、すごく出来が悪い!というわけでもありません。画質も普通にebookjapanなどと同じです。
とはいえ、コミックのスクロールアニメーションは自然(コミックDaysとかと変わらない)ですし、本棚機能も自分で複数の本棚が作成できるなど、必要な機能は備わっているので不満はないのですが…。
スマホでもタブレット横置きでも読みやすい。
例えば、ebookjapanの本棚での「背表紙表示」機能など、特筆すべきものは特にないんですよね。
あとは、「次の巻に進む」機能も、次の巻の候補が出てきてそれを選択する方式なので、シームレスではなかったりします。
(とはいえ、この辺は慣れですし、Kindleなどと比較すると全然マシなのですが)
続刊が一応表示されるのだが、シームレスに次の巻に行きたい需要を叶える仕組みはない。
iOSのアプリ上だと付与されたコインで直接購入できないのが難点
また、iOS版アプリだと、Appleの決済に乗せないといけない関係上、BookWalkerの強みであるコイン(ポイント)を使用することが出来ません。
PCでWebからアクセスして都度購入すればよいのですが、「あっ続刊出てるじゃん、買おう!」みたいなフローで買うことはできないので、その点は若干不便かもしれません。
まとめ
全体としては一旦満足かなぁ
ビューワーの付加価値は特筆したものはないのですが、あまり不満のないUI+強烈な価格優位性があるサービスであり、いまのところは一旦満足です。
本棚機能も、作者別・作品別などで自由に本棚が作れるのは案外悪くないすね。
どちらかというと、iPad proなど、大画面のタブレットを使うとより快適です(たいていの電子コミックビューワーはそうだと思いますが)
紙書籍の処分について
さすがに大量のコミックをすべて買い直ししたりはしないですし、気に入っているコミックはそのまま紙で持ち続けるかと思いますが、一方で、コミックの電子版でも買い直しに躊躇しなくても良い=読むかもなら処分できるということになります。これは気持ち的に大きい。
一軍以外のコミックの処分と、今後の続刊の電子書籍での購入を進めていって、自宅スペースの削減を図ろうかと思います。
しかし、65000ポイントで何買おうかなぁ…。ワールドトリガーとかかなー。